近年、育児がしやすく老後も安心などの理由から、平屋が人気を集めています。
ひとくくりに平屋といっても、注文住宅や中古住宅など色々な種類がありますが、建売住宅をお探しの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
平屋は、種類によって異なるメリット・デメリットがあるので、それぞれの特徴を踏まえたうえで、ニーズに合う選択をすることが重要です。
今回の記事では、長野で平屋の建売をお探しの方へ向けて、建売住宅のメリット・デメリットや価格などについて、詳しく解説します。
注文住宅や中古住宅も含めてご紹介するので、長野で新しく平屋を購入しようか検討している方は、ぜひ参考にしてください。
建売住宅とは、住宅会社が土地を購入し、そこに新築住宅を建築して販売されている状態の家です。
出典:平屋住宅工房の施工事例
新築住宅と言うと、自身の所有する土地に建てたり、土地を新たに購入して建てたりするイメージを持つ方も多いでしょう。
建売住宅では、住宅会社が持つ土地に家を建てているので、自身で土地を探したり用意する必要がりません。
また、家とともに土地の所有権も購入者に移るので、購入後は土地も含めて自身の資産になります。
長野では、2階建てや3階建てのほか、平屋の建売住宅も販売に出されています。
希望するエリアに良い建売住宅が見つかれば、比較的安い費用でマイホームを手に入れられるでしょう。
建売住宅、分譲住宅、注文住宅は、それぞれ異なる住宅です。
まず建売住宅と分譲住宅は、売りに出される家が単一か複数かという点で異なります。
分譲住宅の場合、住宅会社がまとめて買い上げた土地に、似た間取りやデザインの新築住宅をたくさん建て、それぞれ分けて販売されるのが一般的です。
続いて建売住宅と注文住宅の違いは、購入時点で家が建てられているのか否かです。
建売住宅でも工事途中で販売開始するものもありますが、たいていの建売住宅は、家が仕上がった状態で購入します。
一方の注文住宅は、依頼主(施主)の希望を踏まえたうえで、請負契約を交わして工事を開始するので、購入時点では家がまだ仕上がっていません。
建売住宅、分譲住宅、注文住宅は、新築住宅である点は共通しているものの、それぞれにメリット・デメリットが異なります。
そのため、これから長野県で平屋に暮らそうと考える際は、自身や家族のニーズに合った方法で家を選ぶことが大切です。
建売住宅のメリットとデメリットは、以下の通りです。
【メリット】
【デメリット】
それぞれの詳細について、以下で順に確認していきましょう。
建売住宅は、注文住宅よりも低コストで手に入りやすい点が大きなメリットです。
注文住宅は、土地の購入費用に加えて、設計や施工、仕様の細かなカスタマイズなどにより、コストは普通の施工費になります。
一方、建売住宅は規格が画一化されているため、建設コストが低く抑えられています。
また、既に設計や施工が済んでいるため、追加でコストがかかる心配もありません。
そのため、平屋に住むにあたってコストを抑えることを重視する場合、建売住宅は有力な選択肢の1つになるでしょう。
※注文住宅でも、セミオーダー方式することで自由に仕様を決めつつコストを抑えることも可能です。
建売住宅は、デザインや間取りを確認してから購入できる点もメリットです。
注文住宅を建てる場合、事前に話し合いはありますが、実際の仕上がりは工事が終わるまで確認できません。
そのため、業者との打ち合わせが不十分だと、理想通りの平屋に仕上がらない可能性があります。
その一方、建売住宅は既に仕上がっているので、デザインや間取りを確認して、納得してから購入できます。
そのため、平屋の購入前に仕上がりを見ておきたい場合は、建売住宅を検討してみると良いでしょう。
建売住宅は、短期間で入居できる点も大きなメリットです。
注文住宅が仕上がる期間は、工法などによって変わるものの、一般的には8~15ヶ月程度とされています。
当然、その期間中はまだ入居できないので、もともとの家に住むか、仮住まいを用意する必要があります。
一方で、建売住宅は購入時点で既に完成していることが多く、手続きさえ済ませれば、早くて1ヶ月程度で入居が可能です。
そのため、少しでも早く新しい平屋に住みたい場合は、希望するエリアにちょうど良い建売住宅がないか探してみると良いでしょう。
出典:平屋住宅工房の施工事例
建売住宅の大きなデメリットとして、建てる土地を自由に選べない点が挙げられます。
前述の通り、建売住宅は住宅会社が土地を購入し、そこに建てられた状態で販売されます。
そのため、ニーズに合致する土地に運良く建売住宅があれば良いですが、そうでない場合は、土地選びである程度妥協が必要なことも考えられます。
建売住宅のデメリットとして、間取りや設備が決められている点にも注意しましょう。
平屋の注文住宅では、予算やニーズに応じて、間取りを自分たちで決め、設備のグレードも選ぶことが可能です。
しかし、建売住宅では既に家が仕上がっているので、後からの間取りや設備の変更は難しくなります。
そのため、平屋の間取りや設備を自分で選びたい場合は、注文住宅など他の手段も検討すると良いでしょう。
建売住宅には、家の外観に個性を出しにくいというデメリットもあります。
建売住宅では、前述の間取りや設備と同様、家の外観も既に決められています。
特に、分譲地に建てられた建売住宅(分譲住宅)の場合、周囲にはほぼ同じ外観の家が多く建ち並んでいるので、外観での個性演出は難しいといえるでしょう。
そのため、家の外観について拘りがない場合は良いですが、オリジナルのマイホームに仕上げたい場合は、他の手段と比較検討することが重要です。
長野で完成した平屋を購入したい場合、建売以外に中古住宅を購入する手段もあります。
平屋の中古住宅のメリットとデメリットは、以下の通りです。
【メリット】
【デメリット】
各メリット・デメリットについて、順に詳細を確認していきましょう。
出典:平屋住宅工房の施工事例
平屋の中古住宅のメリットとして、新築の平屋よりコストを抑えられる点が挙げられます。
新築の平屋を建てるには、数千万円単位のお金がかかりますが、同じ規模の中古の平屋があれば、かなり安い費用で購入できるでしょう。
ただし、コストを考える際は、購入時のイニシャルコストだけでなく、維持に必要なランニングコストも含めて考えることが重要です。
後述するようなデメリットを踏まえた場合、平屋の中古住宅だからといって、必ずしもコストが安くならないことがあるので注意しましょう。
平屋の中古住宅は、2階建てよりも耐震性が高いことが多い点がメリットになります。
平屋は全てのフロアが地上にあり、末広がりの形状をしているため、地震が起きても揺れにくいです。
一方、2階建ては平屋より背が高いので、地震が起きると振り子の原理で揺れやすくなります。
同程度の延床面積がある平屋と2階建てであれば、平屋の方が高い耐震性を持っているといえます。
ただし、後述するように古い平屋の場合は、十分な耐震性が確保されていない可能性があるので注意しましょう。
平屋の中古住宅は、比較的リフォームやリノベーションがしやすい点もメリットになります。
2階建て以上の物件だと、上階を支えるための柱などを外したり、壁を取り除いたりできず、大規模なリフォーム・リノベーションができないことが多いです。
その一方、平屋は上階の荷重がかかっていないため、比較的自由度の高いリフォーム・リノベーションができます。
出典:平屋住宅工房の施工事例
平屋の中古住宅は、最新の建築基準法を満たしていないことがあるので注意しましょう。
建築基準法は1950年に制定され、その後1981年に大きく改正されました。
また、2025年4月1日にも、約40年ぶりに大きく改訂される予定です。
購入した平屋が最新の建築基準法を満たしていない場合、将来的にリフォーム・リノベーションができないなどの弊害が生まれます。
また、建築基準法を満たしているかどうかで、住宅ローンの審査状況も変わってくるので、購入前にしっかり確認するようにしましょう。
平屋の中古住宅は、建物が老朽化している可能性があるので注意しましょう。
一見きれいな状態だったとしても、建物の基礎や構造体に劣化がある場合、短い期間で住み心地が損なわれる可能性があります。
そのため、平屋の中古物件を購入する際は、事前に専門業者によるホームインスペクション(建物状況調査)を受けることが重要です。
古い平屋の中古住宅は、耐震性が低い可能性がある点もデメリットになります。
1981年に建築基準法が改訂された際、耐震基準も大きく変更され、1981年までのものを「旧耐震基準」、それ以降のものを「新耐震基準」と呼び分けています。
1981年以前に建てられた住宅は、新耐震基準を満たしていないため、大がかりな耐震工事が必要になる可能性が高いので注意しましょう。
長野で平屋に住みたい場合、賃貸の選択肢もあります。
出典:平屋住宅工房の施工事例
賃貸と言うと、マンションやアパートなどの集合住宅をイメージする方も多いですが、平屋の賃貸物件も存在しています。
平屋の賃貸は、住み続ける限り家賃が発生するものの、住み替えが自由であり、固定資産税を負担する必要がありません。
しかし、中古住宅のところで見たような耐震性などに気をつけることと、貸主の都合で引っ越しせざるを得ないこともあるため、そのあたりに留意する必要があるでしょう。
平屋の建売や中古住宅を選ぶ場合と比べ、異なるメリットとデメリットがあるので、生活スタイルやニーズに合わせて適切なものを選ぶことが重要です。
2023年度のフラット35利用者調査によると、全国での平屋を含めた住宅の新築価格は以下の通りです。もちろん地域差があるので、大都市圏以外は平均より低くなるのが一般的です。
土地付き注文住宅 |
4,171万円 |
注文住宅 |
3,040万円 |
建売住宅 |
3,092万円 |
中古戸建て |
2,182万円 |
分譲住宅についてはデータがありませんが、区画でまとめて売りに出されている性質上、建売住宅より少し安い価格帯だと推定されます。
また、注文住宅と建売住宅の価格差が50万円程度と少なく見えますが、これは既に所有している土地に注文住宅を建てる場合です。
土地を含めて新たに取得する場合、注文住宅の価格は4,171万円となり、建売住宅とは1,000万円以上の価格差が生まれます。
平屋の中古住宅(中古戸建て)の場合、そこから更に1,000万円程度価格が安くなります。
価格の安さを取るか、建てる土地や間取りの自由度を取るかなど、ニーズに応じて適する新築平屋の選択肢は異なります。
そのため、長野で平屋を建てる際は、予算はもちろんのこと、家族それぞれの希望を踏まえたうえで家づくりを進めることが重要です。
参考:2023年度 フラット35利用者調査|住宅金融支援機構
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長野県は、自然豊かな土地柄や、住人の健康寿命が長いことなどから、18年連続で「移住したい都道府県」の1位に選ばれています。
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長野で平屋の建売住宅やモデルハウスを見学するなら、平屋住宅工房のモデルハウスへ是非お越しください。
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建売住宅として、エクステリアや家具などを含めて販売しているケースもあるため、イベントページも合わせてご覧ください。
モデルハウスでは、担当者がお金や土地など、家づくりに関するご相談も承ります。
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最後に、平屋住宅工房が手掛けた、長野市・千曲市のおしゃれな平屋の実例を2つご紹介します。
これから平屋で暮らそうかご検討中の方は、ぜひ参考にしてください。
こちらは、鮮やかなブルーとホワイトの外壁コントラストがおしゃれな平屋です。
リビングから繋がる部分に開放的なウッドデッキが設けられ、天気の良い日は風を感じてリラックスできます。
出典:平屋住宅工房の施工事例
室内は、床と合うよう天然木製の家具を多く取り入れ、ナチュラルで過ごしやすい空間に仕上がっています。
出典:平屋住宅工房の施工事例
こちらは、ブラック一色にまとめられた外壁が、シックでおしゃれな印象の平屋です。
横に長いデザインにすることで、二世帯で暮らしやすい間取りを実現しています。
出典:平屋住宅工房の施工事例
使いやすい家事動線を意識して、通路を広く取り、各所に十分な収納スペースを確保しています。
窓を多く採用することで、陽光をたくさん取り込める、明るい空間に仕上がっています。
出典:平屋住宅工房の施工事例
今回は、長野で平屋の建売をお探しの方へ向けて、建売住宅のメリット・デメリットや価格などについて、詳しく確認してきました。
建売住宅は、注文住宅に比べて低コストで入手できるなど多くのメリットがありますが、間取りを自分で決められないなどのデメリットに注意が必要です。
しかし、信頼できる住宅会社の建てた建売住宅であれば、デメリットを最小化し、快適な平屋を手に入れられます。
今回ご紹介したことを参考にして、長野で理想的なマイホームを実現させましょう。
平屋住宅工房は、長野で110年以上にわたって、多くの平屋を手掛けてきた工務店です。
家族が互いの気配を優しく感じ取れる、あたたかな空間としての平屋を重視して、細部までこだわった家づくりをしています。
長野で平屋の注文住宅や建売住宅の購入をご検討中の方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
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