
「いつかはマイホームを建てたい。」そう考え始めたとき、同じくらい大切になるのが「どこに住むか」です。
長野県北部の須坂市は、豊かな自然と生活の利便性を兼ね備え、近年人気を集めているエリアです。
2025年10月には、県内最大級のイオンモール須坂がオープン。買い物や食事はもちろん、映画館も併設され、市内でゆっくり休日を過ごせるようになりました。加えて須坂市は「蔵のまち」としても知られ、蔵造りの街並みや古民家をリノベーションしたカフェ、雑貨店、飲食店が点在しています。大型商業施設の便利さと、個人店を巡る楽しさ。その両方を味わえるのが須坂市の魅力です。
そんな須坂市では、家族が長く快適に暮らせる住まいとして平屋を選ぶ方が年々増えています。
この記事でご紹介するのは、「須坂市で平屋が選ばれている理由」「建てる前に知っておきたいポイント」をご紹介します。

平屋とは、生活空間をすべて1階にまとめた住宅のこと。
階段がなく、家全体をワンフロアで行き来できるため、小さなお子さまからご高齢の方まで安心して暮らせます。
近年はデザイン性の高い平屋も増え、「平屋=コンパクトな家」というイメージは過去のもの。開放感のあるおしゃれな住まいとして、若い世代からも選ばれています。

須坂市は、自然の豊かさと生活の利便性がバランスよく調和した「ちょうどいい田舎」です。移住者の受け入れや子育て支援にも力を入れており、暮らしを支える制度が整っています。たとえば、0〜18歳(満18歳に達する年度末まで)を対象とした福祉医療費給付金では、医療機関窓口での自己負担が1回最大500円に軽減されます。こうした制度があることも、須坂市で暮らす安心感につながっています。
須坂市公式サイト「須坂市福祉医療費給付金について」(2026年7月確認)
※変更される可能性があります。
長野市中心部などと比べ、須坂市は土地の価格が比較的リーズナブル。同じ予算でも「日当たりの良い庭」「車複数台分の駐車場」「ゆったりした間取りの平屋」を、バランスよく手に入れられます。
敷地に余裕を持たせられるため、隣家との距離を適度に確保できます。平屋の魅力である「どの部屋にも光と風が届く暮らし」を実現しやすいのも、須坂ならではです。

すべての家事を横移動だけで完結できるのが、平屋の強み。2階建てのような「階段の昇り降り」という重労働がなくなるだけで、日々の負担は大きく軽減されます。
特に効率が上がるのが洗濯です。1階で洗った重い衣類を2階のランドリースペースへ運ぶ必要がなく、洗面所から干し場、クローゼットまでを最短の動線で済ませられます。
段差のないワンフロアだから、お掃除ロボットも活躍。「料理をしながら洗濯をする、片付ける」といった、ながら家事もスムーズにこなせます。
家族全員が同じワンフロアで暮らす「距離の近さ」も、平屋ならではの特徴です。
2階建てのように階数で生活空間が分断されないため、リビングでくつろぐ時間も、それぞれの部屋で過ごす時間も、どこにいても家族の気配や声を感じられます。
子どもが自分の部屋へ行く際にも、必ずリビングを通る間取りにしやすく、「ただいま」「おかえり」の会話が日常的に生まれます。
壁で区切られていても、ゆるやかにつながる平屋の空間。特別なことをしなくても、家族みんなで笑顔で過ごす時間を自然と増やしてくれます。
住まい選びで重視したいことの一つが、耐震性です。
平屋が地震に強いと言われる一番の理由は、「重心が低く、揺れにくい」こと。2階建てに比べて建物の高さが低いため、地震の揺れによる影響を受けにくいのが特徴です。また、2階の重みが1階にかからないため、柱や壁への負担も大幅に軽減されます。
凹凸の少ないシンプルな構造は、地震の力が一部に集中するのを防ぎ、建物全体でバランスよく衝撃を受け流します。「低い重心」と「シンプルな構造」。この2つを備えているからこそ、平屋は万が一の地震にも強く、安心して暮らせる住まいなのです。
家は建てて終わりではありません。10年、20年と住み続けるなかで、外壁や屋根の定期的なメンテナンスが必要になります。
平屋は、この将来かかる修繕費用を大幅に抑えられるのが大きなメリットです。
理由は「高所作業用の足場代」を節約できること。2階建ての場合、外壁や屋根の塗り替えのたびに家全体を囲う大掛かりな足場組が必要になり、それだけで数十万円の費用がかかります。一方、高さの低い平屋であれば、足場を最小限に抑えられたり、簡易的な足場で作業できたりするため、施工費用そのものを安く抑えられます。

「2階がないから安く済むのでは?」と思われがちですが、同じ延床面積の2階建てと比べると、平屋の方が坪単価や土地の取得費用が高くなる傾向があります。
理由は、家づくりで最もコストがかかる「基礎(土台)」と「屋根」の面積が2倍近くになるから。さらに、広い延床面積を確保するためには広大な敷地が必要になり、土地にかかる費用も膨らみやすくなります。
平屋を建てる際に注意したいのが、「日当たり」と「風通し」の確保です。
平屋は建物が横に広がりやすいため、家の中心部まで太陽の光や風が届きにくくなる傾向があります。
周辺に2階建ての家や高い建物が建っている場合、時間帯によっては家全体が影に入ってしまうリスクも。土地の向きや周辺環境をしっかり確認し、光や風を取り込める間取りを工夫することが必要です。
2階建てと違い、平屋はすべての部屋や窓が、道路や隣家からの視線が届きやすい位置に配置されます。そのため、外部からの侵入リスクやプライバシーの確保に配慮した設計が重要です。特に寝室や浴室など、プライベートな空間が通りから見えやすくならないよう、窓の位置や大きさを工夫する必要があります。
2階建てであれば、大雨や河川の氾濫で道路が冠水した際に「2階へ移動して身を守る(垂直避難)」という選択肢があります。しかし、上階のない平屋では、床上浸水が発生した場合に逃げ場がなくなるリスクがあります。
だからこそ、平屋を検討する際は、土地選びの段階から防災面を考慮することが重要です。自治体が発行する「ハザードマップ」で、建設予定地が浸水想定区域や土砂災害警戒区域に入っていないか、必ず確認しましょう。
須坂市 ハザードマップ・避難所(総合窓口)(2026年7月確認)
※変更される可能性があります。

須坂市エリアに平屋を建てる目安として、費用(土地・建物)の総額目安はおよそ4,600万円〜。
内訳は、建物本体と付帯工事費を合わせた建築費用が3,300万円〜4,500万円(延床面積28〜32坪・一般的なファミリー向けの場合)、土地の購入費用が950万円〜1,300万円程度(60〜80坪程度)です。
平屋は基礎や屋根の面積が大きくなるため、2階建てに比べて建築費用が高めになる傾向があります。しかし須坂市は、隣接する長野市中心部などに比べて土地価格が比較的リーズナブルなエリアです。「十分な広さの土地を確保して憧れの平屋を建てる」という夢を、予算内で実現しやすいのが大きなメリットです。

須坂市は、自然と利便性のバランス、子育て支援制度、リーズナブルな土地価格が揃うエリアです。「ゆとりある敷地に、光と風が届く平屋を建てる」という理想を、無理のない予算で実現しやすい環境が整っています。
一方で、広い敷地の確保や日当たり・風通しの工夫、防犯、水害への備えなど、平屋ならではの検討ポイントも存在します。土地選びの段階から、これらを踏まえて計画を進めることが大切です。
「平屋住宅工房」では、須坂市での土地探しから間取り・デザインまで、暮らしに合わせたご提案をしています。須坂市での平屋づくりに興味をお持ちの方は、お気軽にご相談ください。
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